マッドなんちゃら見た

 えーと「マッドマックス―怒りのデス・ロード」ってやつです。ここのところ「青春アフター」のせいで実生活に影響が出るレベルでどうにもならなくなってまして、ここは一発気分転換であろうと。最近は映画を見るようになったので、細かいことがどうでもよくなるような映画ということで、この映画と、あとバーフバリというのをおすすめしてもらいましたので、これを見ました。あと俺「北斗の拳」って読んだことないです。あとふだんはアニメしか見ません。47年間映画を自主的に見た経験はほとんどないです。そういう人の感想です。

 

 んー、正直なところなんだかよくわかんなかったです。お話としては、この手のやつは主人公が一匹狼でないと始まらないのはよくわかるし、なんか主人公を駆動する圧みたいなのですよね、それが必要になるのであんな感じになるのはまあわかります。ただもうこれってお話全体を通じてずーっとネガティブな要因しかないので見ててとてもストレスたまる感じです。ただまあ、人間のドラマとして見ると、けっこう説明はちゃんとなされてる感じなので、理解はできました。

 んでまあ、圧倒的な作り込みですね。これは開始早々から「どうなのそれ」と思うくらいの執拗さでなされてました。大掛かりな歯車とか機械とか、あと徹底的な男尊女卑とか、五体満足じゃない人たちか、まあよく考えたなあと。途中ですでにこの映画を見た人から、どうやら背景に膨大な量の絵コンテがあるらしいと聞いて、まあそりゃそうだろうなあと。無駄だとか隙だとかそういうものはいっさい感じなかったです。

 またカーアクションっつーの? 大部分が走行中のアクションなんですけども、この部分もよくもまああれだけのアイディア出したなあと。見ててほとほと呆れるくらいに次から次へと新しいアイディアが出てくる。素直にすごいなあと思いました。いやほんとすごいですよ。出てくる道具だとかのすべてがいちいち珍妙なのに、全部説得力あるんだもん。まともじゃないです。

 おそらくこの作品、見ていてある種のバカらしさというか、突き抜けたはてにある爽快感みたいなのを感じるのが正解だと思うんですけど、俺の回路にはそういうのあんまりなかったです。まあ冒頭からほんとにヒャッハー言ってたのはちょっとびっくりしましたけど。

 ばかげてレベルが高い作品なのは、見ててもう、そりゃよくわかるんですけど、これもう単純に相性が悪かったってことなんでしょうね。最初から最後までほとんど冷静なまま見てました。そういう人間でも退屈させないっていうのはすごいなあと。画面のすべてに神経通ってるもんなあ。