しろのぴかぴかなんちゃら続き

「しろのぴかぴかお星さま」しろルート確定まで。

 んーと、まあ作品そのものに対する把握は前回の感想であってると思うんですけど、その想定以上に、非常に丁寧に作ってある作品だなーという印象を受けました。テキストに派手さみたいなものがないのでうっかり見落としてた感じなんですけど、とにかく的確です。まず外さない。展開の鍵になる部分でも、ほんとうにさりげなく入れてきていて、ちょっと読み進んだあとで「あーあそこかー」ってわかるようになってて、これはかなり上手だなーと思いました。

 体験版の時点では正直ここまでうまいライターさんだとは思ってなかったです。てゆうか短すぎるわあれ。

 もっとも共通の部分だけでも相当の長さがあって、しかもどちらかというとイベントが頻繁に起こるタイプの作品ではなくて、人によってはこれ読んでてだれると思うんですよね。そこを楽しく読み進める原動力はなにかっていったら、これ「ひたすらしろがかわいい」っていうところになるわけです。なので、体験版やって「しろがかわいい」と思った人だけが買えばいい、という点ではあの短さでよかったかもしれないです。現に俺はすでに殺されている。

 

 しかしすごかったですねー。個別に入るまで終始しろの言動はわんこのままでした。俺がいうのもなんですけど、このしろを「エロゲのヒロイン」として扱えるメンタルはけっこうやばいんじゃないかと思います。俺のことですが。

 すでに個別に入る前の段階で半数致死量に達してると思うので、悪くすると死んでます。たぶん個別に入ったら全員が死ぬとかそんな感じだと思います。ちょっと言語化無理です。比喩ならいくらでも語れるんだけど、あんま意味ないし……。

 ただあれなんすよね、しろだけじゃなくてほかのキャラもちゃんといいんですよ。幼なじみの姫花は、あれはこう……なんだろ、共通ではほとんど個性らしきもの出してなくて、なんていうか華のない幼なじみなんですけども、そのふつうさがよいと申しますか。これ冷静に判断できてない可能性ありますけど。黒猫であるアウロラもいいですね。あんなシンプルなツンデレ様ひさしぶりに見ました。なんかの信仰の扉が危うく開いて、ツンデレ様の足元で五体投地しそうになりました。危ないところでした。いやほんと。アウロラ、ツンデレとしてツンの成分がかなり強く、しかも声優さんの演技がかなりアタック強めなのでこれだいじょうぶなのかなと思ったんですけど「猫としての習性」みたいなところで一本背負いに来て地面にどうと倒されたとかそんな感じです。

 あとたぶん攻略ヒロインじゃないんですが、同じクラスの女子である菅生がかなりいい味出してます。キャラクターごとのセリフの区別というか、差異化みたいなものがかなりうまいんですよね。派手にキャラ付けしに来てるってわけじゃなく、ごくしぜんに「ああ、こういうタイプ」って思えるような。

 ずいぶん長いこと「ふつうの幼なじみ」とか「ふつうの妹」とか、まあこのゲームには妹出てこないんですけども「奇をてらわずに日常パートが楽しいエロゲ」っていうのをやりたいなあと思ってたんですけど、これがまさにそれですね。

 とてもよい作品だと思います。

 人は強烈に選ぶと思うけど……。水着イベントに到達するまで5時間くらいかかってんじゃねえかと思う。とにかく公式サイトでもなんでも見て、しろがヴィジュアル的にかわいいと思ったらまず体験版やってみて、そんでわんこなおんなのこかわいいなあと思ったなら買いでまちがいないです。しろのかわいさは体験版だけじゃわかりません。あそこからどんどんヒートアップしてって、かわいさのオーバードーズで死にますんで。合法あたまよわいおんなのこばんざーーーーーい。