金色なんちゃら3

 さて、更新が途絶えて(俺にしては)おりましたが、そのあいだなにをやっていたかと申しますと、可処分時間をすべて金色ラブリッチェにぶちこんでおりました。それはもう、仕事と寝る時間と、生活を維持するための必要最低限の時間以外は、すべてエロゲをやっておりました。かろうじて睡眠時間を大幅に削らなかったことだけが唯一、大人の証といえましょう。

 えーと、そのあいだ、玲奈ルートを終え、王女様ルートを終えました。んでいま理亜ルートのとっかかり15分くらいかな、やったところにいるわけなんですが、以下はすべてネタバレとなります。ネタバレが非常に致命的な作品ですので、未プレーで購入をご検討なさっている方は、以下は読まないほうがよいかと思います。

 実はいまホッテントリに上がってるパン屋の件についてはちょっと書きたいこともあったんですが、あまり肯定的な内容ではないのでやめることにしました。ひとことでいうと、合理性を宗教としている人は、自分を供物にすることに慣れていて、他人がその宗派でないことに無頓着になりがちだ、というようなことです。

 

 さて。長いです。たぶん。

 余計な話題挟んで行数も稼いだので、ネタバレありの感想を行きたいと思います。つーかネタバレしないと身動き取れない。

 まず理亜ですね……。これ、まだルートにとっかかったばかりなんですけども、かなりの高確率で死にオチかなと思ってます。まあロックかかってない4人を攻略してしまうとある程度はみんな気づいちゃうとは思うんですけども。

 俺は通常、お話の先読みってまったくできないし、しない人なんですね。これだけ大量に読んでてなんでそんなにってくらい、このへんの能力がありません。でもこれ考えてみると「もっとも純粋に物語を楽しめる状態」を想定すると、自分からのネタバレも避けなきゃいけないということで、意図的にお話の構造だとかそういう部分を見ないように自分を訓練してきた形跡があります。ただ、このあいだ青春アフターの精読やったせいで、ある程度は鼻が効くようになっちゃいまして……。

 あとはあれですね。共通があまりに鬼畜な完成度で「無駄なシーンはひとつもない」っていう前庭で読んでて、それと理亜にロックがかかってると、ふつうに考えるとメインヒロインはシルヴィに見えるはずで、いくら理亜の正体の問題があるったって、理亜にロックがかかってるのは不自然に見えたんですよ。その事実を突き合わせて、ある程度の予断を持って読んだら、もうこれは死ぬしかないと。

 まあこのへんは二者択一で、死ぬと見せかけて奇跡的に生きてたってパターンもとうぜんあるんですけど、だとすると「金色の時間」っていうこの作品のテーマからは蛇足になっちゃうんですよね。そう考えると、あまりハッピーエンドは期待しないほうがいいかなあという。

 それにしてもこのゲーム、ほんとにすごいなあと思うのは、通常、ひとつの作品に気に入ったキャラが一人、どんなに多くても二人いればいいほうの俺が、ほぼ全員のヒロインに嫌悪感を抱かないということです。これは稀なことです。理由としては、キャラが非常にシンプルに、かつ隙なく作られていて、運用方法がキャラを崩してお話に起伏をつけるのではなく、ストーリーそのもので勝負に来てるからだと思います。反面として、キャラに対する病的な思い入れみたいなのを引き出すのが難しいんですが、そのへんは小技がすごい効いてるんですよね。ふつうに萌えさせに来るかーみたいな部分が。あとエロ描写が比較的ねちっこくて長い、という部分でもフォローは効いてるんでしょうが、ここでは別の不満がありまして、それは後ほど書きます。

 

 まず玲奈ルートですね。

 これ近来まれにみる優秀な個別ルートだったと思います。初体験が薬物の影響下にあって3Pというのは好き嫌い分かれるところだとは思うんですけど、俺はぜんぜんアリ派です。とにかく玲奈というキャラクターのリアリティがただごとじゃない。声優さんの演技も非常に大きく貢献してると思います。

 このゲーム、もともとキャラクターの配置(たとえば二人の登場人物ならボケとツッコミというような)みたいなのがとても秀逸で、どこからでも物語を駆動できるような作品なんですけども、玲奈ルートでは特に「あるべき人が、あるべき場所に」きっちりと収まっている感じがあって、安心して読んでられました。

 またエロシーンですよね。あの「友だち」の感じから抜け出せないまま好奇心だけで走っちゃう感じ。あれが玲奈のキャラと実によくあっていて、つまりエロシーンに必然性あるんですわ。俺は、正直にいってエロ目的でエロゲをやっている部分は(おちんちんあるヒロインを除いて)ほとんどなくて、エロシーンも読みものの一部でしかないんですよね。だからそこに必然性があれば読んでしまうし、なければわりと読み飛ばしてしまう。玲奈のこのエロシーンの必然性のある感じって、ひさしぶりでした。目が離せなかったもの。

 いちゃいちゃの感じなんかも、とにかく玲奈と主人公の距離感が絶妙で、読んでて死にたくなるか人間を殴りたくなりました。俺の持論なのですが、エロゲは、自分が死にたくなるか、人を殺したくなるか、にやにやするかのいずれかのパターンに分類され、これらのバランスが高い次元で成立した場合、地球が滅ぶ。なので、地球が滅びました。ひどい話です。

 不満点としては、これはもうテーマ上しょうがないことで、俺のないものねだりに近いんですが、玲奈からの恋愛感情みたいなのがあまり見えなかった点ですね。俺はあれですよ、あのー、ゆずソフトのヒロインが自室で恋心に悶える一人称描写が出ると陰茎が5本あっても勃起したりない、というくらいに興奮する人種なので、このへんあっさりとしてると物足りなさを感じるんですよね。もっともだからこそ玲奈ってキャラは成立してるんですけども。まあ個人的には友だちか恋人かの境界で揺らいで「もうオーロがいればどうでもいい」くらいまで追い詰められるところが見たかったなあと、まあそういう話です。

 とにかく俺は、この玲奈ルートだけでフルプライスの元とったというくらいの満足感がありましたね……。

 あとあれな。絢華。あれひどくね? いや、お尻大きくてむっちりしてて優等生であるヒロインが実はアナル弱いとか俺にとってはまたとないすばらしいごほうびで、んでまー、サブキャラということもあってツンデレからひっどいやりかたでの急速デレって店でもあんまり悪い印象抱かなかったというか、ツンデレはダイナミズムであるという宗教の信者である俺にしてみればすばらしいものだったんですけど、でもなまじキャラクターに関する情報があんまり出てこないせいで、画面に絢華出てくるたびに「ああ、あのアナルの弱い」ってなってしまって、これあんまりに絢華かわいそうだなあと思いました。でもあれですね。日本人なら知っておきたいたったひとつの真実、それは優等生はアナル弱いってことです。

 

 さて、シルヴィです。

 これがなあ……。

 まず最初に申し上げておきますと、俺は非常に王女様とかお嬢様とかいわれるキャラが大好きです。もともとかわいい女の子を見ると玄関マットか便座カバーになってぼろぼろになるまで使われたいなあというような欲望を抱くタイプの人間なので(ドMではありません。ハゼさんがなんと言おうと違う)、高貴な女の子だともっとそうされたい欲望がわいてきます。高貴だからこそ汚したい、みたいな欲望はあまりないと思ってたんですが、シルヴィ見てたらトイレでばったりシーンあったらロイヤルおしっこありがとうございますとか言いながら五体投地するよなあと思ったあたり、やっぱりそういう嗜好もあるのかもしれない。

 まあそれはいいや。

 シルヴィ、すごくよかったんですよ。俺のなかでお嬢様、お姫様キャラといったら「のーぶるわーくす」の灯里お嬢様が至高で、あれを越えてくるキャラってなかったんですけど、シルヴィ行けるかなと思ったんですよ。なにがいいって、あの絶対的な隙のなさと、それとあたりまえのように同居してる子供っぽさですよね。お姫様キャラとしてはテンプレといってもいい部分はあるんですけど、それを一人の人間に違和感なく封入した人間の手腕はかなりなものです。はじめて抹茶と牛乳をあわせてみようと思った人なみには評価したいです。

 お嬢様といいお姫様といい、要は「高貴なキャラ」ということなんですけど、これってたぶん天才キャラなんかと同じで、そう見せるための演出ってけっこう難しいほうに入ると思うんですが、シルヴィはそのへんが実によくできてた。

 けどなあ……。

 これはもう、俺が悪いんですよ。読み手としての俺が悪いと先に明言しとく。

 要はですね、まあ最近のこれ系のゲームって、最低でも3回、可能なら4回がエロシーンのノルマじゃないですか。ただ、このゲームの方針なのか、ライターさんの傾向なのかはわからないんですが、キャラクターを崩せないわけです。クライマックスの前にエロシーンを連打するのは、たとえば玲奈のように最初からえろいことに興味あるな問題はない。エルさんのようにまじめであるにもかかわらず体力バカである場合もあまり問題はない。茜なんかはオナニー益荒男ですのでこれも問題ない。

 でもシルヴィはなあ……。

 さらにミナがらみですよね。あれはないと思った。いかに酒入ってるとはいえ。これも俺がまっとうなエロゲユーザーとして、エロ目的でやってるんだったら問題なかったはずなんですよ。ミナってわりと最初から攻略キャラ並みの扱いを受けてて、絢華と同様どこかでエロシーン入れてほしいってユーザーが思うように作られてるから。それでちゃんと入ってる。

 でもミナのキャラを考えると、あれはないだろって思う。

 やってる最中何度も「絢華とミナの個別作ってくれるならファンディスクに1万までは出す」と思ってたんですけど、どうもこの会社、ファンディスクは作らない方針らしい。ならゲーム内で回収するしかないんですけど、それでもやっぱり微妙。

 あとまあ、俺は主人公がシルヴィと釣り合うようになるまで、もうちょい手間かけるのかなーと思ってたんですけど、このへんでも肩透かしでした。

 まあいってしまえば、俺の期待が強すぎたということでしょうかね。

 

 そんなわけで、王女様ルートでは肩透かし食らった気分ですけども、全体的に非常におもしろい作品であること自体は疑いがありません。とりあえずミナと絢華の個別ルートは強く望みます。ミナに関しては、ぎゅーってしてなでなでして服の内側からほんのり漂ってくるロイヤルこども臭を吸引力が衰えないただひとりのロリコンとして限界まで吸い込みたいです。絢華に関しては単純にえろいの見たいですが、顔面騎乗は必須だと思っています。

 

 最後に。

 金髪メインのゲームで髪コキがないことは大変に遺憾であります。俺は、俺が勝手に決めた師匠にしたがい、今日まで中出し口内射精を貫いてきましたが、その師匠の教えに逆らってまで、シルヴィのフェラシーンでは顔にぶっかけるシーンを選んだ人間であります。なぜ、なぜ……玲奈は天然ものじゃないからまだいいですよ。だめでしょシルヴィで髪コキ入らないの。高貴なお姫様ブロンドで髪コキしないの絶対にだめでしょ……泣くよまじで。本気で泣くよ?