クレカとか普及しない理由

 そういや以前増田で見かけたクレカとか電子決済みたいなのが普及しない理由ってのあって、言及したはいいけど雑すぎてやめたエントリがあったんで、書き直しておく。今日はちょっと時間の余裕あるので。

 

 クレカが普及しない理由は非常に簡単で「月賦なんておそろしいもの使えない」と思ってる年寄り層が大量に存在するから。特にコンビニみたいな広い客層を相手にする商売だと、客の高齢率はかなりのもので、クレカなんか視野にも入ってない人間が多い。あれそもそもが年寄りにとっては「悪いもの」なんだよね。なんていうんだろ、借金でもの買うとか倫理に反するし、それを使うのはだらしない人間だみたいな観念がわりと支配的で、そもそもカードを使う土壌があまりない。おそらくイオン系列だと、WAONみたいな電子決済って年輩層含めてあんがい普及率高いと思うんだけど、あれたぶんチャージ式だから。

 それじゃ電子決済はもっと普及すべきだよねって話になるんだけど、今度は規格乱立しすぎである。よくコンビニで対応してもらえなくていらいらしたとかいう話を見かけるんだが、ぶっちゃけあんだけ乱立してたらどうにもならん。しかもレジで対応するのが高校生だったりしたら、SuicaとかPASMO系以外の電子決済を使う機会がほとんどない。さらに重要なのが「使ったことない人間は、電子決済もクレカも区別がつかない」ということ。よって高校生が対応するのは難しい。もちろんシステムで可能な限り混乱を避けるようにはなってるんだけど、あんだけ乱立してるとそれにも限界がある。

 このサービス乱立しすぎの弊害はほかにもあって、たとえばJCBはクレカの会社であるが、チャージ式のJCBプレモなんてものもやっている。じゃあ受け付けるバイトの側がカードだけ見てこれを峻別できるかっていうと、まあ難しいよね。使ったことあればともかく。さらにJCBプレモはチャージ式ではあるが、クレカ会社が運用してる関係上で、その処理は通常の電子決済とは違って、クレカと同系列だ。ますます区別が難しくなってくる。

 最近では、同じクレカであっても、ICチップつきとそうでないやつでまた処理が違う。ますます混乱が加速する。

 さらにいえば、電子決済機能とクレカの機能が同居してるカードの場合、客の側でどれがどれだか理解できてない場合が多々ある。このへんはてなのメインの利用層からは、上述の年寄りなんかと同じで「いないなことになってる」層である。なかには、ポイントカードの機能と電子決済機能、クレカ、どうかすると銀行のキャッシュカードの機能まで同居していることがあり、こうなると(ポイントがたまっていた場合)選択できる支払い方法は、デビット含めると4種類である(まあデビットは実際的には死滅してるサービスだけど)。それらのすべての処理が違う。しかも客も4種類あることを把握してない。あと忘れちゃいけねえ、LINE Payとかアリペイも処理は別系列ですぜ。しかもこいつら、来ない店は徹底して来ないからね。1ヶ月間一度も受け付けたことのないバイトとかよくいる。

 この状況において、もっとも便利な支払い方法はなにか。

 現金っすよ現金。現金まじ最強。こんなに汎用性があって便利な支払い方法はほかにないです。

 というわけでまとめますと、クレカや電子決済が普及しない理由なんですが、まずは「そもそもそんな支払い方法使う気がまったくない人間が多数派」がひとつ。もうひとつは規格乱立しすぎでだれにもわけがわからない。

 ブコメなんかだと使った金額がわからないとかそういうのが多く見受けられましたけど、そもそもそんなレベルの話じゃねえんですよ。使いかたわかんない、わからないものは怖いから使わない。そういう次元なんです。そもそもさー、会計が早く済むとかそういうのだって、じーさんばーさん後ろに何人並んでても気にしねーもん。つーか列に並ばずに横からふっつーに入ってくるからね。彼らにとっちゃメリットゼロですわ。